近年現状に至るまで運送業界で常に問題となっているのがトラックから排出される
窒素酸化物(NOx)二酸化窒素(NO2)や粒子状物質(PM)二酸化炭素(CO2)等により
生じる大気汚染、地球温暖化現象の深刻化です。
窒素酸化物(NOx)は、酸性雨や光化学スモッグの原因、二酸化窒素(NO2)、粒子状物質(PM)
も肺や気管支等、呼吸器に悪影響を与えると言われています。
マフラーから排出される排気ガスは、騒音だけでなく地球にも人体にも非常に
悪影響を及ぼすものです。
こうした背景からトラック運送事業者は、営利性の追求と同時に環境保全を企業の社会的責任
としてとらえ、事業活動における環境負荷の削減を図っていくことが不可欠になってきました。
三信運輸は世界各国で議論される大気汚染、地球温暖化など問題外視せず、物流企業の
果たすべき責任と捉え、国土交通省の進める自動車NOxPM法などの諸法規の遵守をはじめ、
低公害車の導入、エコドライブの推進、自社整備工場と連携して車両点検整備を実施し、
常に良好な状態で走行できるよう心掛け、省エネルギー、省資源化に取り組み、未来の美しい
地球、地域社会のより良い環境のため、グループ全体で環境保全活動を推進していきます。
(エコドライブとは一言で言うと「環境に配慮した自動車の使用」のことです。具体的には、
やさしい発進を心がけたり、無駄なアイドリングを止めるなど燃料の節約に努め、
地球温暖化に大きな影響を与える二酸化炭素(CO2)の排出量を減らす運転のことです。)
2009年9月、鳩山内閣総理大臣がニューヨークの国連気候変動サミットにおいて、我が国の目標
として、温室効果ガス排出量を2020年までに1990年比で25%削減することを表明されました。
政府では、地球と日本の環境を守り未来の子どもたちに引き継いでいくため、「チャレンジ25」
と名付け、あらゆる政策を総動員して地球温暖化防止の対策を推進することとしており、
そのための温暖化防止のための国民的運動を、「チャレンジ25キャンペーン」として
2010年1月14日より、新たに展開することとしました。
三信運輸もこの「チャレンジ25キャンペーン」に賛同し、「チームマイナス6%」から
切り替え、さらなる改善とその目標をクリアするため、さまざまな視点から環境対策を
実施していきます。